2008年2月11日月曜日

2/11  第7回朝日舞台芸術賞の意味



asahi.comに記事が2/11付けで出ています。
タイトルは、

〈第7回朝日舞台芸術賞 舞台芸術賞〉牧阿佐美さん

ですが、
抜粋1
 一番の問題は、音楽をどうするか、だった。考えた末、「椿姫」と同時代を生きたフランスの作曲家ベルリオーズの名曲を、バレエ用にアレンジすることに。「現代風に読み換えるよりも、作品が示す時代を丁寧に描き出した方が、かえって登場人物の感情が近く感じられるように思うんです。舞台表現って、理屈じゃない」

ということ、また
抜粋2
 「日本のダンサーは技術だけなんて言われるのは、音楽が聞こえていないから。自分の中を音楽が流れ、それを聴衆に届けて初めて踊ったと言える」。酒井はなや本島美和といったソリストがその思いを受け継ぎ、才能を開花させた。

とあります。
極めつけは、
抜粋3
 来月、ワシントンで新国立バレエ団初の海外公演に挑む。「バレエは今や世界に開かれた芸術。胸を張って、日本のバレエを世界に見せてきます」

って意味の無い、羅列にしているわけでは無く、以前からの牧さんの意見と変化はありません。(←これが恐い) 公演前と今という意味です。やはり新国立バレエ団及び、関連各所での成功を確信しているのでしょう。・・多分これはその結果としての意見、または今後の抱負に違いありませんね。 新国立バレエ団ファンの私のとっては少し、不安、心配、暗雲です。 成功の定義を回りが意見を捻じ曲げる・・裸の王様的な・・ことをよしとして、前を向かない姿勢。 少し残念に思います。
抜粋3に到っては、仮にUSでの公演での意見がどうであれ、結果として、曲げられた発表をするに違いありません。 これは本当に残念な事です。
誰が悪いのか分かりません。牧さんも被害者かもしれない・・が、少なくともこの演目の改訂を望みます。特にここで言ってる、ベルリオーズの楽曲、これはダンサーをうまく後押しできていないと感じているし、同節の使う場所を少しでも入れ替えるとかしていただかないと、このままお蔵入りする方向になるかも知れない。 お客は正直だもの。 そろそろザハロワだけではきつい状況も来年は来るかと思います。 (同じ演目が多くなってきているからね。)

少し意見が過ぎているようですが、私は新国立バレエ団が大好き♪
また、このホールが大好き、コール・ドが好き、日本のカンパニーとしての自覚と精進をいい形で取り組んで頂きたいと思っています。 濁る時は、変化点が肝心だと思います。
なにかあればいいな!
 


海外公演は下記になっています。今週金曜からですね。多分最後の追込みに余念がないと思いますが、みなさん頑張ってください。 「セレナーデ」はとってもいい演目ですし以前ガラ公演でみせて頂いた時も、まゆみさんのジャンピング・ガールは良いできでした。(ひろみさんの初日は見れていませんが)問題は少しずつでも改善して欲しいものです。


【海外公演】
ライモンダ/ミックス・プログラム
公演会場:ケネディーセンター オペラ劇場
公演日程
■2008年2月15日(金) 19:30 開演 「ミックス・プログラム」
  ・ジョージ・バランシン振付「セレナーデ」
  ・牧阿佐美振付「アンド・ワルツ」
  ・ナチョ・ドゥアト振付「ドゥエンデ」
■2008年2月16日(土) 19:30 開演 「ライモンダ」
■2008年2月17日(日) 13:30 開演 「ライモンダ」

でも 応援していますね♪
  

2 件のコメント:

  1. こんにちは。haru と申します。
    私も新国立バレエ団が大好き!
    だから今の状況には危機感を覚えます。

    なんといってもここにきて牧先生が、
    バレエ団やダンサーのことを真に考えているとは思えないキャスティングをしていること。
    えこひいきにもほどがあります。
    本人の為になっているかもわからない。

    「椿姫」に関しては、本当に裸の王様で、
    牧先生の舞台芸術賞受賞にしても、
    作品の力ではなく、
    文科省や上のお役人の間の力関係で
    決められているような気がします。

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  2. haruさん
    こんばんわ、はじめまして
    コメントありがとうございます
    少し時間が空き過ぎており、ごめんなさい

    >本人の為になっているかもわからない
    当然為っていませんよ・・って思います。椿姫の初日、牧さんはもぎり横で挨拶をしておられ、たまにはこういう姿は「ありなのね」って思っていましたが、来シーズンのキャスティングを含め、haruさんのご指摘はみなそう思わざろうえないです。勝手に牧あさみバレエ団からのゲストとか・・とか
    とっても残念ですが、私物化が来期も進みそうですね。芸術監督の当たりはずれがあっても、日本の様に保障の少ない国でダンサーは頑張っている。応援したい反面、少しつらい部分も増えますね。

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