2007年11月1日木曜日

続・牧 阿佐美の 椿姫


スピナテッリの衣裳画より(マルグリット)

-サイト抜粋-
このたびの新制作では、主役名を小説中のマルグリットとアルマンとして、欧文タイトルも原作のLa Dame aux Camélias<“椿を持つ女”の意>としています。フランス語でマルグリットは雛菊を意味しますが、その花言葉は「あなたしか要らない」、そして椿は「あなたのために死ねる」という花言葉をもちます。この極めてストレートでしかし強烈なメッセージは私のつくりたい『椿姫』に重なりました。

彼女の魂に安らぎを与え、もう一度夢見る勇気をくれたアルマンの純粋さとひたむきな心情を、バレエ舞台に描いてみたいと思ったのです。二人のパ・ド・ドゥは、そのため、1幕1場、2場、そして2幕1場、2場と全編に織り込まれています。
また、演出面でもう一つ付け加えるなら、私はアルマンの父をデュマが描いたような父親像には描きませんでした。マルグリットの崇高なる犠牲に打たれ、自らの行動が彼女の死期を早めてしまったことを後悔する父になっています。それ故、最終幕最後のシーンで死にゆくマルグリットの前にアルマンとともに登場して、マルグリット、アルマン、そして父のパ・ド・トロワを創りました。



今回3回を予定しています。
マルグリット・ゴーティエとアルマンの行方を見てみたいと思います。実は「ラ・バヤデール」(2007年時点での絶対的な1番です)を外すと、今シーズン一番楽しみにしていたプロダクション。いよいよ今週日曜プルミエから、6日、10日土曜日の本島さんまで素敵な週になりそうな・・♪
「白鳥の湖」は私の思慮の無さから理解できないストーリー展開がありましたが、今回はそんなことの無いように牧さんに心の中でお願いしています。 っていいつつ始まったら大好きなバレエだもの、きっと・・とか絶対とか・・満足するはずです。 このストーリーは崩しようは無いものね♪

現実の嘘と真の心の対比をどの様にみせて頂けるのかとても楽しみですね。
またご報告します・・
  

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